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全身麻酔について

※動画の解説文だけを見たい人のために、台本をアップしています。
ただし、必要に応じて改変していますので、細部は異なるかもしれません。
記載するのは図説などを含まないシンプルな文面だけです。図説などが必要な方は動画を参照してください。

硬膜外麻酔(全麻併用)の説明はこちら

脊髄くも膜下麻酔の説明はこちら

帝王切開麻酔(CSEA)の説明はこちら

全身麻酔の説明の英語版はこちら

全身麻酔についての説明

今から全身麻酔について説明していきます。
この説明は一般的なものであり、手術の内容や全身状態によって違いがある可能性がありますのでご了承ください。

※再生速度は、わかりやすいように調整してください。


手術前の準備

手術が決まったら、指示を守り、体調に気をつけて過ごしてください。
風邪を引いた場合は、数週間程度延期した方が安全です。
体調不良などがあれば、必ずご連絡ください。

手術前日の夕食は通常通り食べることができますが、それ以降は食事禁止となります。
お菓子や間食も含めて食べないようにしましょう。

水分摂取については条件付きで許可される場合があります。
入院時などに指示がない場合は、確認してください。


当日の流れ

手術当日、手術室に案内されます。
歩いて、車椅子、ストレッチャーなど移動手段は異なります。

ベッドに横になった後、心電図、血圧計、酸素モニターが装着され、点滴がない場合はここで確保されます。

準備が整うと、酸素マスクが顔に当てられます。
ここから流れるのは基本的に酸素のみです。

「これから眠くなります」と声をかけられたあと、点滴から眠り薬が入って眠ってしまいます。
この際、点滴がピリピリしたりが出ることがありますが、薬の刺激によるものなので問題はありません。

ここから先は意識がありません。


気管挿管とその影響

眠った後、麻酔科医が喉頭鏡という金属の器具を使って、喉の奥に管を挿入します。

この管は人工呼吸器とつながり、手術中の呼吸をサポートします。

この操作の際、喉頭鏡が歯や唇に接触し、損傷することがあります。

ただし、防護用のマウスピースを使用してリスクを軽減できます。

また、鼻から管を通す手術では、鼻血が出ることもあります。


全身麻酔のリスクと合併症

非常に稀ではありますが、以下のような合併症が報告されています:

  • 悪性高熱
  • アナフィラキシーショック
  • 肺塞栓
  • 持病の悪化による血圧低下・呼吸異常

これらをすべて含めた全身麻酔による死亡率は、25万人に1人とされています。
ただし、健康状態が良い人は死亡率が下がり全身状態が悪いと上がります


合併症への対応

これらのリスクに対しては、薬物・医療器具・専門医の連携によって対応します。

出血が多い場合は、輸血が必要となることもあります。

状態が不安定な場合新たな疾患が出現した場合には、集中治療室(ICU)に移動することもあります。

その他の緊急事態にも、救命と合併症予防のために、あらゆる手段で対応します。


術後の状態と注意点

手術が終わると、多くの場合、手術室で管を抜きある程度麻酔が覚めた状態で病棟に戻ります。

管の影響で、のどの痛み・違和感・声のかすれが出ることがありますが、多くは数日で改善します。

まれに、耳鼻科の対応が必要となるケースもあります。

また、一時的にテープの跡が残ることがあります。

病棟に戻ってからも、のどの痛み、傷の痛み、吐き気、さむけ、しびれなどの症状があれば、病棟スタッフにお知らせください

症状に応じて適切に対応していきます。


術後の合併症予防

手術後も、誤嚥による肺炎や、長期的な麻痺が残ることがあります。

これらを予防するためにも、医師の指示に従い、無理のない範囲でリハビリを行いましょう。


まとめ

説明は以上となります。
お疲れさまでした。

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