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硬膜外麻酔の説明

※動画の解説文だけを見たい人のために、台本をアップしています。
ただし、必要に応じて改変していますので、細部は異なるかもしれません。
記載するのは図説などを含まないシンプルな文面だけです。図説などが必要な方は動画を参照してください。

全身麻酔の説明はこちら

脊髄くも膜下麻酔の説明はこちら

帝王切開麻酔(CSEA)の説明はこちら

硬膜外麻酔(全麻併用)の説明の英語版はこちら

硬膜外麻酔の説明(全身麻酔と併用の場合)

今から、硬膜外麻酔について説明していきます。
今回は全身麻酔とセットで行う場合を想定しています。

※再生速度は、わかりやすいように調整してください。


硬膜外麻酔とは?

脳と脊髄は髄液の中に浮かんでいます。
この髄液は硬膜という硬い膜に包まれています。
硬膜外麻酔では、この硬膜の外にカテーテルという非常に細い管を挿入します。


硬膜外麻酔の実施タイミング

硬膜外麻酔は、全身麻酔で眠る前に実施する方が安全とされています。
そのため、多くの場合は患者が起きている状態で行います。

全身麻酔で眠る直前に、指示があれば横を向きます

この時、エビのように背中を丸めることで背骨の間が開き、硬膜外麻酔が行いやすくなります。


麻酔手技の流れ

麻酔科医が背骨の位置を確認した後、消毒を行います。

乾いたら、シーツがかけられます。

麻酔科医から声がかかり、細い針で局所麻酔が注射されます。

局所麻酔薬が効いたのを確認したら、硬膜外麻酔が開始されます。

この麻酔は、背骨の間を通って硬膜の外に針を通すという、非常に繊細な技術です。

そのため、できるだけ体を動かさないようにしてください。

異常な痛みや電気が走るような感覚があれば、すぐに声に出して麻酔科医に伝えてください。

硬膜の外に針が通ったら、カテーテルを通し、テープなどで固定して終了です。


硬膜外麻酔ができないケース・代替法

ここから注意事項です。

以下に当てはまる場合、硬膜外麻酔を受けられない可能性があります。
該当する場合は、必ず麻酔科医に伝えてください

また、背骨の隙間が非常に細いなどの理由で、硬膜外麻酔がうまくいかないこともあります。
この場合、神経ブロックなど別の方法に切り替えることになります。


硬膜外麻酔の合併症と対応

稀な合併症

以下のような合併症が報告されています:

  • 硬膜外血腫(硬膜の外の出血が止まらず、脊髄を圧迫する)
  • 神経損傷
  • 局所麻酔中毒

比較的頻度が高い合併症

  • 一時的な強い痛み
  • しびれ
  • 気分不良

これらの症状がある場合は、病棟までご連絡ください。


まとめ

説明は以上となります。
お疲れさまでした。

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